教会は、心豊かな人生を願うすべてのみなさんの、こころの広場です。
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二俣川キリスト教会のお店日記
2013年07月13日 自然界とのふれあい
知り合いの21歳の男子は、なかなか元気なナイス・ガイです。けれど、聞けばがらにもなく(?)
あらゆる種類の虫が苦手とのこと。普通男の子なら夢中になるカブトムシなんかでも、腕などに止まられた時の、あのチクチク感がなんともいやだそうです。でも、こんな子は案外多いのかもしれませんね。それから、以前小学生の男の子と、郊外の田んぼ地域に、水路にいる小魚などの生物をとりにでかけたことがあります。とても興味を持って一日あぜ道をあるいたのですが、少量の水が流れる水路には、とうとうその日一日、一度も入ることはありませんでした。
地方の自然の中で遊び育った筆者にしてみますと、都会の子どもたち(大人も?)の自然とのかかわりはきわめて希薄です。自然とかかわると言うことは、ただ眺めて美しいということで終わるものではなく、無数の動植物との出合いであり、生命とじかに触れ合うことです。そういう意味では、自然との触れ合いが希薄…
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2013年05月18日 聖霊降臨祭
今やクリスマス(キリスト降誕祭)を知らない人は少ないでしょう(その意味をご存知かどうかは別として)。家族で楽しいディナー、ケーキを囲んだり、サンタさんのプレゼントを楽しみにしたり、恋人とデートしたり、その日を楽しみにする人は多いと思います。イースター(キリスト復活祭)はどうでしょう。クリスマスに比べると知名度はちょっと落ちるかと思います。でも、昨今は、イースターの名を冠したセールや、イベントなどを見聞きすることもあり、少しずつ知られるようになってきています。ところで、クリスマス、イースターとならんで、キリスト教会の三大祭のひとつ、ペンテコステ(聖霊降臨祭)はどうでしょう。こちらは、ご存知の人は余りないです。西洋文学に親しんだ人がどこかで読んだような気がする、という程度かもしれません。
これは、紀元一世紀、イエス・キリストが生まれ、育ち、成人して公的活動に日々を過ごされた後、ユダヤの人々によっ…
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2013年05月03日 根付いた喜び
クリスマスに、知り合いの植木屋さんから、もみの木の代わりにトウヒの木を安くゆずっていただきました。大きめの鉢に植えて、教会の正面わきに置き、オーナメントを飾りました。植栽があると建物の景観が落ち着くので、クリスマスが終わってからも、飾りを外して、そのままにしておきました。植木屋さんは、「枝ぶりのいい木じゃないし、ツリー代わりなんだから、終わったらもう処分しちゃってくださいよ」と言ってくれたのですが、植物を使い捨てにするのが嫌いな筆者は、なんとか木を生かしたいと思っていました。
木の丈はかなりあって、根も張っていました。大きな鉢を用意したつもりでしたが、根の収まりは良くなかったのです。それに、年末の忙しい中、また、厳しい冷え込みの中、とり急いで植えこんだので、 土が根鉢の中に十分入りこんだかどうか、確信がありませんでした。気にしながら冬を過ごしたわけです。春になってもなかなか新芽はでませんでした…
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2013年04月29日 謙虚さを忘れないで
現政権の内閣閣僚の何人かが、春の例大祭を迎えた靖国神社に参拝したことが報じられました。これが、中国、韓国を刺激し、反発を招いたことも伝えられました。これは、従来のいきさつを見ても予想できることでした。しかし、現首相は、この反発に対して反論する趣旨のコメントをしています。報道によれば、日本の国のために散った英霊を参拝することは当然のことである、国内事情に対して外からとやかくいわれることはない、今内閣は、いかなる脅しにも屈しない、という趣旨でありました。参拝した他の閣僚も、同趣旨の発言をしていました。さらに、いわゆる日本の植民地支配について、負の部分だけではなかった、との歴史観を披歴するコメントもありました。
首相を始め、これらの人たちが、それなりの信念をもっていることは伝わって来ました。また、どのような考え方、価値観をもっているかも察しがつきました。それを踏まえながら、しかし、率直に言って、何…
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2013年04月26日 最高の照明さん
時々、大池公園を散歩します。なるべくカメラを持参します。小さなデジカメです。小さな草花、魅了される里山のたたずまい、など、どうしても撮影したくなる時があります。そんなとき、シャッターを押します。特に最近になって気づくようになったことがあります。それは、陽光という天然の照明がいかに被写体を引き立たせているか、ということです。自然界がなぜこんなに美しいのか、それは大半、太陽の光の照明のおかげだと言えると思います。
どんより曇って薄暗い日、同じ草木や風景も 、それほど美しいとは感じません。しかし、よく晴れた日は、花の色も草木の緑も、輝いています。太陽の光は最高の照明さんとつくづく思うのです。
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2013年04月08日 復活の季節
4月を迎え、すっかり春本番となった感じです。厳しい寒さに耐えた日々はついこの間です。桜も早目に咲いたものの、寒さの戻りで、白っぽい花がやっと枝にくっついているような花見シーズンでしたね。でも、ここにきて草木も目立って伸び始め、花たちもあちこちで咲き競っています。林を眺めると、新芽が銀色に輝いています。新緑の季節はもうはじまっています。「山が嗤(わら)う」というのはいまごろのことでしょうか。おもしろい表現ですね。
植物の好きな筆者は、草花の芽生え、木々の新芽の発育を目にすると、それだけでうれしくなります。つい数か月前、秋の終りに、一年の活動を終えて葉を落とした木々です。枯れた草花です。しかし、あの耐えられない厳しい冬を越え、凍てつく日々をしのいで、今、新たな生命活動を開始しつつあります。記録的な寒さであっただけに、これはあたりまえではないとつくづく感じます。
キリスト教会では、毎年この時期、復活…
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2013年03月28日 不都合な事実
ある保守系の全国紙の記事を見ました。先ごろ行われた高校社会科の教科書検定で、太平洋戦争末期、沖縄で起こった住民の自決について、日本軍の関与を認める記述が通ったことについて報告していました。記事は、このような流れを、「自虐史観」に添うものとコメントしていました。
「自分で自分を責めさいなむこと」と広辞苑にあるところからすれば、確かに自虐的かもしれません。しかし、歴史に向かい合う時、自分にとって不都合な事実もありのまま見つめる勇気が必要でしょう。都合のよいことだけとりあげたり、不都合な事実を美化しようする誘惑は避けるべきでしょう。事実をありのままに見ようとする努力からこそ、未来は開かれるものです。沖縄の歴史を学ぶ青年たちの判断力を信じたくあります。
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2013年03月25日 礼のこころ
前の歩道の掃除をしていました。時々、人が通ります。ご迷惑にならないように気をつけながらほうきを動かします。場合によっては、通行を邪魔しないように、少し寄ってみたり、動きを留めることもあります。たいていのかたは、黙って、フツウに通過してゆかれます。でも、今朝はちょっと違う場面がありました。小さな女の子をベビーカーに乗せた年配のご婦人(女の子のおばあちゃんと見受けました)が通られたのですが、動きを留めて通過を待っている当方の脇を通り過ぎるとき、かすかですがはっきりと、頭を下げ、会釈してくださったのです。恐縮し、またうれしく思いました。
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2013年03月21日 いのちのたくましさ
今日気がつきました。当方の建物の横の花壇のヤマブキの花が咲いていました。ここ数日の暖かさで、一気に開いたのでしょう。植えてある場所は、陽あたりは良くありません。直射日光は朝一瞬あたるくらいではないでしょうか。ここに植えて一年ですが、ここで花を付けたのは初めてです。このような条件のよくないところでどうかな、と思っていたのですが、立派な花がいくつも付いていました。命の力に感動しますね。そして、花が元気をくれます。命の力ってすごいですね。
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2013年03月18日 住まい今昔
横浜市内あちこちで、家並みを見る機会がよくあります。最近の住宅地を歩いて感じるのは、建物の外観が、自分が育ったころと余りにも違っているということです。どれも、展示場で見るような、洒落た、垢ぬけた家々です。きっと、内装や住みごこちも良いのでしょう。けれども、率直な所、無機的で、古来の日本家屋に見られた、落ち着き、おもむきが感じられないものがほとんどです。古き良き建物文化を継承することは不可能なのでしょうか。
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横浜市内あちこちで、家並みを見る機会がよくあります。最近の住宅地を歩いて感じるのは、建物の外観が、自分が育ったころと余りにも違っているということです。どれも、展示場で見るような、洒落た、垢ぬけた家々です。きっと、内装や住みごこちも良いのでしょう。けれども、率直な所、無機的で、古来の日本家屋に見られた、落ち着き、おもむきが感じられないものがほとんどです。古き良き建物文化を継承することは不可能なのでしょうか。
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2013年03月12日 過去の評価のむずかしさ
最近、あるメジャーな動画投稿サイトを見ていて気になることがあります。それは、太平洋戦争の時、日本(軍)がとった行動について、当時を知る関係国の人々の中から、西洋列強から自国を解放してくれたと感謝する人の発言等を取りだして投稿するケースが多いことです。見ていると、なんだか日本が正義の味方のような気がして来ますが、はたしてそうなのか、考えさせられます。どんな名目にせよ、武力による干渉を受けてうれしい国はないでしょう。歴史に卑屈でもいけないでしょうが、歴史を美化することはあってはならないことと思われます。
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