小学中高学年の子ども達に、先端領域の研究者から、国際標準の「科学の思考方法」を伝えます。
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日曜理科研究室 岡山理科学館のお店日記
2017年01月26日 日曜理科研究室の一日
10時45分からは、本年3月まで医科大学分子生物学教授であった濃野博士の授業です。原子構造の説明や周期表からはじまり、水とエタノールを対比した検証実験で、「物質の三体」を体感しました。気化した水蒸気の冷却過程で大気圧の影響を示す実験。大きな音を立て瞬時に潰れるアルミ缶に一同大きな歓声を上げ、目と記憶に刻みこみました。生徒との応答も、アクティブラーニングを実践してきた博士の本領を発揮する場です。お孫さんと事前演習をした実験の手際は鮮やかでした。
最後は、化石燃料の生成の歴史。太陽エネルギーの転換効率と化石燃料埋蔵量の限界。再生エネルギーの必要性を説く濃密な授業でした。幅広くこどもたちの感性を揺さぶる名授業でした。
13時30分からは東京大学で量子力学を修め、テラヘルツ領域で博士号を取った岡山理科学館館長上田博士の授業です。自身の国際的な研究経歴を紹介し、学業で修めるべきことが、その進むべき道…
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2017年01月21日 問題解決能力とは
容易に身につくものではありません。当塾では、プログラミング教室や算数パズル道場でよく使う言葉です。岡山理科学館日曜理科研究室でも重視しています。「仮説を立て、こうでもない、ああでもない」と考えることを習慣化させる。答えが一つでない場合もあると体験する。そして試行錯誤することを「楽しい」「作戦がうまくいった」と思うようになることが重要視されます。
プログラミングは、毎月ミッションが出され、クリアーするまでPDCAが続きます。演習のプロセスとロボットが意のままに動いた達成感は自分自身の物です。メモを取り観察に集中するよう仕向けます。「先生~」とすぐ質問しないように適度な緊張感も重要です。ルールを参加者で決めさせて主体性を育みます。
同じく、これから始まる「算数パズル道場」においても、粘り強く演練に努め、Web検定やオリンピックなどの格付け競技に果敢に挑戦できる環境を整えます。道場というだけに規律は…
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2016年03月24日 速読ではなく、速聴読が必要な訳とは
小学生、とりわけ低・中学年生にとって大切なことは、語彙を正しいつながりとして理解することです。語彙の類推もこれによって可能となるからです。日本語は、漢字・ひらかな・カタカナと多様で、その習得は重要です。 小学生の黙読の落とし穴は、単語を分断して、未消化のまま読み進むことです。結果として文脈を正確に理解できず、自分の内なる情景として繋がらないまま読書を終えてしまっているのです。これに速読を加味したら、不毛な結果を生みます。 速読は、高校生や社会人が黙読の効率化を目指すもので、あくまで肉体的な訓練です。大学受験や資格試験には効果があっても小学生にとっては疑問です。言語認識の醸成期に必要なのは、正しい言葉のつながりを情景とともに心に浸み込ませることです。音読こそ基本となるのです。 プロのナレーターによる良書多読と集中力を持続する適切なスピード調整こそ「速聴読システム」の神髄といえます。読書前と後の「読…
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2015年09月19日 8月フィールドワーク in岡山大学 夢の振り子発電
岡山大学環境理工学部比江島准教授の研究室で、夢の振り子エネルギー「ハイドロビーナス」の試験機を観察したあと、自作の振り子発電に挑戦しました。大学構内で多くの刺激を得、活発な提案や発表で思い出に残る一日となりました。
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